鬼束ちひろさんへの熱い想い

おそらく国内だったら最も推してるアーティストなので語ります。

鬼束ちひろ
鬼束ちひろ

プロフィールなんぞ 【Wikipediaより】

生誕:1980年10月30日
出身地:宮崎県日南市南郷町
ジャンル:ロック、フォークロック
職業:シンガーソングライター、作曲家、作詞家
担当楽器:ボーカル、ピアノ、ギター、タンバリン
活動期間:2000年 – 2004年、2007年 –


2000年2月9日に1stシングル『シャイン』でデビュー。
体調不良により活動休止期間もありましたが、現在も活動中です。

月光の人ではない

おそらく大半の方の印象でしょう。「あ、月光の人ね」
もしくは「TRICKの人ね(主題歌が月光だった)」
それは浅いです。あまりにも浅すぎます
本来の鬼束ちひろが海だったら水たまりくらい浅いです。

確かに、月光のあのサビ(I am GOD’S CHILD)
はインパクトがありましたし、実際シングルの中で売上も一番です。
その後大きなヒットもないし、一般的には一発屋の印象もあるのかもしれません。

実にもったいないので他の曲も聴いてみてください。
月光を超えるくらいの名曲がたくさんあります。

あの当時、なんとまだ10代ですからね。
魂を根っこから絞り出すような歌声と神々しい歌い姿、
海よりも深い歌詞など、どれをとっても10代とは思えない才能です。
後に発表された数多くの楽曲も高校時代に作った曲が多いそうです。

デビュー当初は事務所がアイドルとして売り出そうとしたそうです。
YouTubeなどでデビュー当時の映像があるので見てみてください。
本人はとっても嫌だったそうです。そりゃそうですよね。

トークや衣装ではアイドルを飾っていましたが、
歌となると別物でした。ここに大きな反骨精神を感じますね。
どうしてこの稀代のアーティストをアイドルとして売ろうと考えるのだろう。
結構、音楽事務所ってテキトーですよね。

特に他のアーティストとの違いはとにかく飽きないこと。
このベストアルバムはおそらく4桁回は聴いてます
他にこんなに聴いてるアルバムはないと断言できます。

ultimate-collection
ultimate-collection

え、ベストなんて聴いちゃうの?
本当に好きならベストなんて邪道でしょ?
とか言う人がいますが、いいんです。流すBGMとしては手っ取り早いからです。
もちろんオリジナルアルバムもすべて所有していますから。

飽きない理由はなんでしょうね。
おそらくピアノを多用していることもあり、クラシックと同じ感覚なのでしょう。
クラシックってお店などで日常に流れている印象で、飽きるって感覚ないですよね?
その場で音を楽しむというよりは、脳内にスムーズに溶け込んでくるような。
それが鬼束ちひろの最大の特徴であり、魅力なのだと思います。

もちろん他にも好きで偉大なアーティストはたくさんいます。
しかし、他のアーティストとは一線を画すような、
もはや別ジャンルのような・・そんな位置づけなんです。

おすすめ曲

じゃぁ月光以外になにがあるの?ってことでいくつか抜粋します。
ベスト10とかにしようと思ったけど、甲乙つけがたいので抜粋です。
アルバム発表順にいきます。

1.インソムニア(2001年3月7日)

insomnia
insomnia

 #月光
  え、いきなり月光?と思わないでください。
  たまたま最初に出てきただけです。
  前述したとおり、説明不要、インパクトありの代表曲です。

 #We can go
  ピアノベースなんですが、ポップな曲です。
  こういう曲もあるんだと懐の深さを感じました。
  日曜日の朝に流しても大丈夫な曲です。

 #眩暈
  めまいと読みます。
  これこそ月光と並ぶか、それ以上の名曲ではないでしょうか。
  「ガラクタでいさせて」なんて歌詞書けますか?


2.This Armor(2002年3月6日)

This-Armor
This-Armor

 #ROLLIN’
  アルバム1曲目です。
  いつもどおり自虐的で排他的な歌詞なんですが
  出だしにぴったりのとてもノリのいい曲です。

 #流星群
  お得意のピアノソング。
  このあたりから完全に自分のものにしてる感があります。
  ライブでもトップクラスに盛り上がる曲です。

 #infection
  この曲の発表4日後に9.11のテロ事件が発生しました。
  「爆破して飛び散った心の破片」という歌詞が不適切という
  扱いを受けて、一時放送禁止になったのを覚えています。


3.Sugar High(2002年12月11日)

sugar-high
sugar-high

 #NOT YOUR GOD
  こちらも1曲目です。
  GOD’S CHILDだったけどNOT YOUR GODだったみたいですw
  宗教的なものではないけど、自分の中に神様を持っているのでしょう。

 #Tiger in my Love
  この曲、あまりベストに入らないのですが
  鬼束ちひろの中でも最高クラスに好きな曲です。
  狂おしいくらいに激しいピアノとドラム音がたまらなくかっこいいです。

 #BORDERLINE
  これもとんでもない名曲です。
  こんなに感情を揺さぶる曲が他にありますかね。
  アルバム全体的に心の奥底から表現する曲が多いです。


4.LAS VEGAS(2007年10月31日)

las-vegas
las-vegas

 #MAGICAL WORLD
  休止明けで少し調子を落としてる時期なのですが、
  そういった繊細で弱い部分を見せている曲だと思います。
  この頃は全体的に悲しみに覆われている曲調が多いです。

 #everyhome
  あまりにも弱く、壊れてしまいそうです。
  復活に向けてもがき苦しんでいる様子が手に取れます。
  悲しく囁くようなヴォーカルは鳥肌必至です。


5.DOROTHY(2009年10月28日)

dorothy
dorothy

 #陽炎
  かげろうと読みます。
  まだ復帰後の不調期でしょうか。
  それでも優しくて熱い曲です。まだこんな曲歌えるんです。

 #X
  自らの不調を知りつつ、辛く絞り出すような声。
  ギターメインのロックでダークな印象の名曲です。
  迷いを振り切りたいような、感情を絞り出した曲です。

 #ラストメロディー
  真っ暗な暗闇に光が差すような冒頭のピアノライン。
  もがきながらも前に進んでいるのが良くわかります。
  光も闇も同時に表現できる真のアーティストですね。


6.剣と楓(2011年4月20日)

ken-to-kaede
剣と楓

 #青い鳥
  だいぶ今までの曲と印象が異なります。
  アルバム全体で見てもちょっと異色な作品です。
  昭和の懐メロみたいな印象すら感じます。

 #EVER AFTER
  鬼束ちひろのイメージとは程遠い、爽やかなメロディー。
  イメージチェンジを図ったとは思えませんが、
  こういった意欲作なのでしょう。


7.シンドローム(2017年2月1日)

シンドローム
シンドローム

 #弦葬曲
  打って変わってバイオリンベースのしっとりした曲です。
  このアルバムあたりから声がだいぶ戻ってきてます。
  同時期のライブ映像も観ましたが、完全復活と見て良いでしょう。

 #悲しみの気球
  どの曲にも言えますが、歌詞がせつないんですよね。
  絶望の中でもがき続ける心境って現代では理解しづらいと
  思うのですが、どういう体験をしたらこんな詞を書けるのでしょうか。


8.HYSTERIA(2020年11月25日)

HYSTERIA
HYSTERIA

 #Dawn of my faith
  人間、年齢を重ねると穏やかになるのですかね。
  現時点で最新アルバムになりますが、暖かい歌詞が増えてきた印象です。
  正直なところ、鬼束ちひろにはもっと尖っててほしいのですが。

 #UNCRIMINAL
  初期のような悲壮感をイメージさせる曲です。
  落ち着きながらもそれでも這いつくばるような
  本来の曲調がストライクです。

これからが全盛期!

とまぁこんなところです。
やはり休止後に少しブランクを感じたのは確かで、
#4 LAS VEGAS あたりは以前の伸びあがるような美声が
聴けなくなったように思えて、少しだけ心配していました。

突然奇抜なファッションになったり、ペットを悼みつけたり
和田ア〇子にSNSで攻撃したり、最近では救急車にキックしたり
本業以外のところでも話題を提供してくれますが、
いつの時代も天才なんてこんなもんなんです。

正直、彼女の私生活には1ミリも興味がありません。
心の奥底から這い上がるような魂の叫びをもっと聴かせてほしい。
自分や他人をもっと傷つけるくらい痛々しい音楽で振舞ってほしい。

40代に入って、油がのってきたことと思います。
まだまだ、末永く。

裸足でコーラ飲んで。
これからも素晴らしい曲を届けてくれることを祈っています。

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